コーチ業の副業が、会社にバレるのが怖くて動けなかった話
最近、やりたいことや夢に向かって、独立する人が増えてきたり、
会社勤めをしながら、副業としてやりたいことを始める人が増えてきています。
日本としても、
副業・兼業を推進する動きが出てきており、
個人的も、すごくよいことだと思っています。
なぜなら、
やりたいことがある人にとって、その実現性をはかる一番の方法は、まずやってみること、だと思うからです。
その他にも、
自ら商品・サービスを提供して、対価を頂く経験をすることで、
社会の問題やお客様が困っている事に目を向けることができ、
その問題解決のために、自分の強みや能力を使うことを考え、
能力アップやスキルアップ、経験値の向上に繋がるためです。
(そういった成長は、本業への貢献でも必ず活かせるものだと思っています。)
私自身もプロコーチとして独立する前、
3年間、会社員をしながら、コーチ業を副業として、活動していました。
(会社員とプロコーチの二足のわらじを履いていました。)
なぜ、すぐ独立しなかったか、というと、
もちろん、独立してやっていける力が当時の自分になかったというのが一番の理由でしたが、
その他にも、
- クライアントさんに喜んでもらう力をもっと養いたい
- しっかりやれるという自分自身の中での自信と確信をつくりたい
- 養っていく家族がいたため、安易に独立し、墜落はできない
という考えがありました。
そういった背景もあり、
会社員をしながら、
パラレルキャリアでやりたいことをしている方や
副業をしている方から、よく相談を受けるのですが、
一番多い相談は、
「やりたいこと(副業)があるが、会社にバレるのが怖くて動けない」という相談です。
このことに関して、
私自身の経験も含めて、感じていることを書いていきます。
(私の失敗も含めた経験が、少しでもお役に立てれば、うれしく思います。)
副業がバレるのが怖くて、発信できなかった自分
私自身もコーチ業を始め、
数ヶ月が経った時、
もっとたくさんの方に喜んでもらいたいと思い、
セミナーや講座を開催し、情報提供をしたり、
ブログ、メールマガジンの執筆して、情報発信を始めました。
ですが、
行動が止まってしまうことが多々ありました。
(というよりも始めたばかりは、ほとんど動けませんでした。
当時の私がしていたことは、セミナーに参加したり、本を読んだりとインプットばかりでした)
その理由は、漠然とした不安や恐怖でした。
「会社の仲間や先輩にバレたら、なんと思われるだろう・・・なんと言われるだろう・・・」
こういった見えない不安が、行動を止めていました。
周囲で、プロコーチとして、
たくさんのクライアントさんに喜んでもらっている方(活躍するコーチ)は、勤勉であることはもちろん、セミナー・講座の開催やブログ・SNSといったツールを活用し、情報発信をしており、彼らと私の違いは、そこにある、ということはわかっていました。
頭ではわかっていながら、でも動けず・・・そんな自分がいました。
「こんな自分にコーチしてほしいか?」
悶々としながら、
「よし、動こう!」と思ったり、
「でも、できない・・・」と思ったりと、行ったり来たりしている期間が数ヶ月はありました。
そんな中、ある1つの問いが生まれました。
それは、
「こんな今の自分のような人に、コーチをしてもらいたいか?」
という問いでした。
答えは「No!」でした。
結局、ちゃんと向き合わないといけない自分から逃げ、
不安や怖さを理由に、甘えていただけでした。
「心からやりたいことか、どうか・・・?」
以前こんな話を聞いたことがあります。
企業勤めという安定を捨ててまで、独立してやっていける人は、
- 心からやりたくてたまらないことがある人か、
- 現実が嫌で嫌でたまらなくて、それを変えたいと思っている人
のどちらかだと。
大企業に勤めており、仕事にはやりがいを持っており、大きな不満もなかった私は、
「嫌で嫌でたまらなかった」ということはなく、
改めて、
「コーチという仕事を、自分はやりたくてやりたくてたまらないのか?」と問いを立てました。
当時、まだ100%の自信はなかったものの、
出てきた答えは、「挑戦したい、やってみたい」でした。
「だとしたら腹をくくってやろう」と。
それからは、吹っ切れました。
正直に、話すようにしました。
それまで、
- 「あいつは何をしてるんだ」とか、
- 「なんかブログ書いてるらしいよ」とか、
そういった人から、どう思われるか?人から何を言われるか、ばかり気にしていましたが、
「どう思われようと関係ない」と吹っ切れました。
「人は人、自分は自分」なのですから。
その後は、
毎日ブログを書くことを自らに課し、
また、定期的に情報提供のためのセミナー・講座を開催しました。
(動き出した2015年は、会社員の傍ら、年30回以上、セミナー・講座・イベントを開催していました。)
会社内のお世話になっていた先輩や同僚から、
「ブログ読みました」と社内メールが届いたり、
「業務外でいろいろ活動してるの?」と声をかけられたりすることは少なくありませんでした。
なにか聞かれたら、ちゃんと説明しようと決めており、
- 自分にはやりたいことがあること
- そのために、勉強したり、セミナー・講座を主催したり、ブログで発信したりしていること
を正直に話すようにしました。
そうした形で、
少しずつ腹をくくれるようになっていくと、
- 自然と自主開催していたセミナーや講座に来てくれる方が増えていったり、
- 相談してくれる方が増えていったり、
- 企業様や自治体様からの研修依頼も来るようになりました。
そういった形で、
3年間準備を進めたことで、
独立する時には、
名古屋や関西を中心に、東は東京から、西は四国まで、20名以上のクライアントさんがいる以上状態ができていました。
バレないようにする対策はいろいろあるけれど・・・
冒頭でお話したように、
今は、副業・兼業を推進されつつある世の中なので、
副業・兼業をしている人は、多くなっています。
目的が、
「単純に稼ぎたいという目的」であれば、
そもそもバレない副業(転売やアフリエイト等)をやったりもしますが、
私の場合、
「対面支援であるコーチ業をしたい」という想いがあり、
「将来仕事にしたい」と思っていたので、発信は不可欠でした。
そんな中、
バレない対策として、例えば、
- ビジネスネームを作る
- SNSやブログ、ホームページは、ビジネスネームで発信する
- 写真は公開しない or 横顔写真を使う
などあり、友人・知人にも、そうした形で、頑張っている方もいましたが、
私としては、どれもしっくりきませんでした。
自分を偽っているような感じがしましたし、
そもそも、
「プロコーチとして、たくさんのリーダー輩出に貢献し、草の根から生き生きと自分らしくいきていく方を増やしていきたい」という目的に対して、ど真ん中の手段だとは感じられなかったからです。
最終的には、やはり気持ちの問題
副業やパラレルワークをバレないようにするための対策は、いくつかあると思いますが、
バレることに対する不安や恐れを抱きながら、
影でコソコソやっていることが、うまくいくということはありません。
本質的には、
たとえどんなことが起ころうとも、
「それでもなおやりたいのかどうか?」だと思いますし、
そして、そこに腹をくくれるかどうか、次第だと思います。
「多少のリスクはあったとしても、どうしてもやりたいことかどうか?」
「『やらせてください』と頭を下げてでも、やりたいことであるかどうか?」
こういった気持ち(心の持ち方)が一番大切なポイントだと思います。
【このブログの著者】
梅田智也(メンタルコーチ)
経営者、ビジネスパーソンを中心に、述べ1000人以上のメンタル面でのサポートを全国で提供中。
法人役員、国立大学講師も兼務、『メンタルに左右されず自信と確信を取り戻し、本気の挑戦を楽しむ人を増やす』ことを理念に活動中。
>>詳細プロフィール 続きはこちら
【これまでの実績(2019年10月)】
コーチングをさせて頂いた方:述べ1,000人以上
◆経営者・個人事業主
英会話教室 経営者 / 塾 経営者 / 運送会社 経営者 / 治療院 経営者 / 出版社 経営者 / 保険代理店 経営者 / 介護施設 経営者 / 飲食店 経営者 / メガネ販売店 経営者 / 農場経営者 / 人材派遣 経営者 / 弁護士 / 公認会計士 / 税理士 / 司法書士 / 医者 / ライフプランナー / フリーフォトグラファー / ブランドデザイナー / バイヤー / フラワーデザイナー / イベントプロデューサー / 経営コンサルタント / ネットワークビジネス / パーソナルトレーナー / 心理カウンセラー / プロコーチ
◆ビジネスマン
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